お知らせ

No.89 野呂田芳成氏ご逝去・理事会・総会・懇親会開催

一般社団法人 国土政策研究会
事務局だよりNo.89
《野呂田芳成氏ご逝去・理事会・総会・懇親会開催》

【野呂田芳成氏ご逝去】
 参議院に6年、衆議院に25年在職し、農林水産大臣、防衛庁長官などを歴任された、
元建設省文書課長の野呂田芳成氏が令和元年5月23日、膀胱癌のため、東京の病院でご逝去なさいました。89歳でした。
野呂田氏は大臣および長官としてのご公務の傍ら
平成5年5月から平成11年4月まで6年間、本研究会の第3代会長を務められました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
なお、後日「お別れの会」が催される見込みです。

【2019年度理事会・総会・記念講演会・懇親会開催】

 去る5月17日、東京紀尾井町の都市計画会館に於いて
令和になって初めての理事会・総会・記念講演会・懇親会が開催されました。
理事会・総会では脇会長のあいさつに続いて事業報告、収支報告などがなされ、
新しい理事として谷口博昭氏、室谷正裕氏が承認されました。
谷口氏は昭和47年建設省入省、国土交通省道路局長、事務次官、土木学会副会長などを歴任され、
現在一般財団法人国土技術研究センター理事長でいらっしゃいます。
室谷氏は昭和54年運輸省に入省、国土交通省運輸安全委員会事務局長、一般社団法人日本民営鉄道協会などを経て
京成電鉄株式会社鉄道本部長・常務取締役でいらっしゃいます。

 記念講演は国土交通審議官の由木文彦氏に「令和時代の国づくり」と題して、
新たな施策の方向としてのスマートシテイの推進、
データプラットフォームの構築、
インフラの整備・管理・機能や産業の高度化、
観光振興と地域空間の魅力向上という大きな4テーマに加えて、
建設技能者のキャリアアップ、外国人材の受け入れ、オリ・パラに向けてという足元の三つの課題について約30分お話を賜りました。
詳しくは7月発行予定の「国土と政策」No.44をご覧ください。

 懇親会では脇会長の挨拶につづいて、森昌文事務次官からお祝辞を賜りました。
石井大臣がスマートシテイの実現について経団連会長に働きかけたこと、
全国の地域をITなどを活用した多様な施策で盛り上げていきたいことなどを話されました。
また、鈴木道雄顧問からは事業量や事業費の計画が無い中・長期計画では経営者や現場がついていけないことの問題点を、
乾杯の藤本顕憲理事からは「令和の郷から参りました」と始まり、
昔、福岡外環状道路の整備では所長時代の森次官とご一緒したこと、
長く政治家をやっているけど、今があるのは国土政策研究会のお蔭であるとの感謝の言葉がありました。
役員の中で国政研の50年の歴史を全部ご存じなのは藤本理事だけになってしまいました。

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