お知らせ

No.56 第8回地方創生研究部会開催

一般社団法人 国土政策研究会
事務局だより No.56
「第8回地方創生研究部会開催」

 暑かった夏が終わろうとしておりますが会員各位におかれましてはお変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。
すっかり遅くなってしまいましたが、第8回地方創生研究部会の報告です。

【第8回地方創生研究部会開催】
 去る8月3日、国政研本部に於いて第8回地方創生研究部会(部会長:司波寛理事)が開催されました。
今回は移民問題などを中心にと考えておりましたが、始まってみますと話題が方々に飛びまして、
とても面白い、ただし、まとまりのない研究部会となりました。その概要です。

1)世界人口は本当に90億人くらいでとまるのか?
2)少子高齢化は欧州は比較的ゆっくりで、日本や韓国は早い。
  これは後発組の方が早いということを示しており、アジア・アフリカ諸国は案外早いのではないか。
  つまり、それほど労働力をあてにできないのではないか。
3)移民を受け入れるとすれば日本語を徹底的に要求して、スクリーンとする必要がある。
4)日本にだってフリーター、勉強をしない大学生、元気老人、女性など労働力はある。
5)大田区などでは伝統ある中小企業がどんどん減っている。ひとつの理由は銀行が工場の継続よりもマンションなどへの転用を進めることにある。
6)地方に、勤務時間が比較的少なく農作業を行えるような仕事を増やせないだろうか。多少給料が安くなっても、農作業と兼業できれば楽しいのではないか。
7)税制がおかしい。市町村がせっかく福祉施設などを作って雇用を増やしても、そこで発生する所得税などは国に持っていかれてしまい、市町村の取り分が減ってしまう。
8)福井県が幸福度で一番というのは、大都市から遠いからかもしれない。
9)全体として土地は余ってきた。農地規制を緩和して自由に土地を活用させる方法もある。

 などが議論され、引き続き第9回でこれをまとめることとなりました。
第9回は9月5日、月曜日、午後3時から国政研本部で開催いたします。
参加希望者は事務局までご連絡ください。

国土政策研究会事務局
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