お知らせ

No.50 第4回・第5回地方創生研究部会開催

一般社団法人 国土政策研究会
事務局だより No.50
「第4回・第5回地方創生研究部会開催」

【第4回地方創生研究部会】
 平成28年1月20日、第4回地方創生研究部会を本部に於いて開催した。
出席者は司波寛部会長、上田紘士、川崎辰雄、岡田宏明、高橋章、桜井裕子、吉野守、中川冬子、永田正一郎、松本恭治、吉永哲司、小浪博英、吉澤俊明であった。
はじめに岡田部会員から労働力ならびに移民について話題提供があり、
我が国には約70万人の就労者、約30万人の留学生、約17万人の実習生がいるが、なかなか正規雇用にはなっていない。
日本で勉強して自国の経済が立ち直ってくるといつの間にか帰国したり、
技術を身に着けて第三国に出国してしまったりして、
我が国の人口減少を食い止めるまでの役割を期待することは難しいだろうという結論であった。
また、老後の設計として年金が高い国に行きたいなどの希望もあり、
アベノミクスに併せて若い日本人カップルに安定した暮らしを提供することの方が先決ではないかとの意見もあった。

【第5回地方創生研究部会】
 平成28年2月24日、第5回地方創生研究部会を本部に於いて開催した。
出席者は司波寛部会長、上田紘士、川崎辰雄、岡田宏明、高橋章、吉野守、松本恭治、吉永哲司、小浪博英、吉澤俊明であった。
はじめに松本部会員から団地再生のお話を伺い、
大都市、地方を問わず古くて、遠くて、狭くて、エレベーターが無い団地はどうにもならないのであるが、
だからといって簡単に撤去して農地や公園にすることもできない。
自治体はコミュニテイの育成とかモデル団地への支援とかやっているが、
古・遠・狭・階段という根本的な問題を建替え、増築、エレベーター新設などの抜本策で解決しなければどうにもならない。
同じことが地方創生にも言えて、空き家や空き地がそのままになっていたのではどうにもならなく、
公共交通の改善、高齢者が親身になって若者の子育てを支援、
税制・給電・給水などの工夫によるかなり強烈なコンパクト化の促進、生産性の向上などが必要であろうとの議論であった。
次回はこの生産性に焦点を当てて4月6日(水)午後3時に開催予定。

【理事会・総会の御案内】
 平成28年度の理事会・総会を5月13日(金)といたします。
理事会は午後2時から、総会は3時から、東京紀尾井町の都市計画会館で開催いたします。


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