お知らせ

No.97 創立50周年記念講演会開催・令和2年度定例理事会・総会の日程

事務局便りNo.97
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一般社団法人 国土政策研究会
事務局だより No.97
《創立50周年記念講演会開催・令和2年度定例理事会・総会の日程》

2020.1.20

早いもので、1月もすでに下旬。国会も本日開会となり、いよいよ年度末の忙しくて寒いシーズンとなりました。本号では1月17日に開催された50周年記念講演会の様子をお知らせ致します。

【創立50周年記念講演会開催】
 令和2年1月17日、東京元赤坂の明治記念館において、国土政策研究会創立50周年記念講演会が約250名の皆様に参加していただき、盛大に開催されました。
 始めに脇会長から50年間の回顧と今後の抱負を込めた挨拶があり、続いて山田邦博国土交通省技監による「国土交通省に関する最近の話題」という講演では、社会資本整備をとりまく現状、社会資本のストック効果、担い手3法の改訂、i-Construction、というお話があり、この「i」は発注者と受注者の間の「愛」であるとのお話に一同ほほえみを交わしました。また、最後にムーンショットと来ましたのでお月様を打ち落とすのかと思いましたら「世界中から科学者の英知を結集し、関係府省が一体となって挑戦的研究開発を推進する仕組みを整備する」ことだそうです。
 続いて経済評論家・元京都大学大学院准教授、中野剛志先生による「世界で起きている変化・日本が取るべき戦略」をうかがいました。中野先生は「奇跡の経済教室(基礎編・戦略編)」という書物で詳細に論じておりますので、詳しくはそちらをご覧いただきたいと思いますが、MMT(現代貨幣理論)についてお話し下さいました。MMTとは簡単に言えば、「自国通貨建ての国債で国がデフォルトすることは無く、国債により財政投資を拡大させれば、簡単に経済の長期停滞から脱出できる」ということなのです。つまり、財政支出を拡大してインフラ整備を促進することには全く問題がなく、多くの古典的経済学者が言っているインフレの心配などは税制により解決できるとのことです。ギリシャもアルゼンチンも財政緊縮と外貨建ての債務でデフォルトしてしまったのだそうです。今後、広く研究してデフレの脱却と遅れてしまったインフラの整備を促進してもらいたいものです。

 講演会が終了して懇親会では、元国土交通省事務次官、現三井住友信託銀行顧問の毛利信二様の来賓祝辞に続いて脇会長、鈴木顧問、岩井顧問、毛利さんによる鏡開きが行われ、元国土交通省事務次官、現国土政策研究会顧問の鈴木道雄さんの乾杯で名刺交換と歓談が明治記念館の料理を楽しみながら進められました。終わりに岩井國臣前会長による閉会の挨拶があり、2時間にわたる記念講演会を無事終了致しました。
 記念に、「国土と政策」No.45、50年間の機関誌を収録したDVD、素晴らしいデザインの記念一合升をお持ち帰りいただきました。

  

 

【令和2年度通常理事会・定時総会】
 令和2年度通常理事会と定時総会を令和2年6月5日(金曜日)に都市計画会館3階で開催いたします。今年は役員改選になります。2時から理事会、3時から総会、4時から交流会になります。どうぞご予定に入れておいてください。

【関西支部賀詞交歓会】
 令和2年1月24日(金)16時~18時、梅田の「大阪第一ホテル」において「新春記念講演会」と「賀詞交歓会」が開催されます。記念講演会では国土交通省総合政策局公共事業企画調整課長、森戸義孝様による「インフラメンテナンス国民会議についての取り組み(仮題)」を予定しております。参加希望者は関西支部(電話:06-6695-7639)までお問い合わせください。

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